資産運用ブログ報告(2022年3月/米国株ETF)

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少し遅くなってしまいましたが、2022年3月末時点の資産運用状況報告です。私は米国高配当ETF(VYM・SPYD・HDV・SCHD)をコアにインデックス投資でポートフォリオを固めています。

低コスト・複利運用という基本に忠実な資産形成をモットーにしております。そして、2022年3月の金融相場を前半でまとめ、後半で私のポートフォリオはどのような影響を受けたのかについて振り返りたいと思います。数年後に見返しても参考になるよう、株価の値動きだけじゃなくて、その背景に何があったのかを記録にしています

■本記事を書いている人
✅Twitter(@gonfox21)でも情報発信
✅20代で金融資産4,000万円達成
✅米国ETFで資産運用(SPYDVYMSCHDHDV

2022年3月の株式市場の振り返り

先月はロシア債券のデフォルト懸念やウクライナ問題などに浮き足立っていた金融市場ですが、1ヶ月も経過しないうちに関心は完全に米国FRBの『利上げ』や『資産圧縮』に戻ってきています

理由としては、なかなか下げ止まらないインフレに米国FRBが焦りを隠しきれなくなっているためです。3月の米国消費者物価指数は(CPI)は前年同月比で8.5%と高止まりしていますこのレベルの高インフレは1981年12月以来)。このため「利上げや資産圧縮を当初想定よりも早める必要にFRBが迫られるのではないか」という懸念が市場にくすぶっており、FRB関係者の今後の見通しに関する発言にいちいち一喜一憂(上昇・下落)するような展開が続いています。

米国消費者物価(CPI)
出典:米国消費者物価指数Yahoo Finance

米国FRBの本来の役割は物価安定完全雇用の達成です。FRBが株式市場と敵対する理由はないし、株式市場で退職後のじぶん年金を運用している米国民は多いですから、平常時においては株式市場にマイナスなことはしません。しかし、株価の下支えはFRBの本来の役割ではないし、優先順位としては上記2項目に劣後することは認識した方が良いと考えています。米国では景気後退が進む中で物価上昇が発生・継続する『スタグフレーション』を懸念する声が高まっています。

不景気における物価上昇は国民生活に打撃を与えます。これこそFRBが一番恐れる展開(これを許せばFRBの存在意義を問われる)ですから、この懸念を払拭するためには株式市場を見捨てる判断も厭わないでしょう

FRB-Balance-Sheet
出典:Bloomberg

この図表はFRBの国債や不動産担保証券などの保有量(黒線)とS&P500の株価(赤線)の関係を示したものです。FRBが資産量を拡大する局面では株価は上昇し、FRBが資産圧縮を見せた局面では株価が下落するおおよその傾向が見て取れますまた、コロナショック後の量的金融緩和(Quantitative Easing)が前例のないレベルで実施されたことが分かります

S&P500-valuation
出典:Bloomberg

S&P500は年初来10%以上下落しており調整しているとはいえ、以前としてPER(Price Earnings Ratio)は史上最高水準にあり割高感があります。この割高感と膨れ上がったFRBのバランスシートは無関係ではないでしょう。そして、FRBがここにきて示唆し始めているのが『前例のないスピードとボリュームでの金融引締め』です

FRBは資産圧縮の目標を毎月950億ドル(出典:ロイター通信)として調整しているとの報道もみられます。これは2017年から2019年に実施していた資産圧縮の2倍のペースです。そして、5月には一気に0.5%(通例は0.25%ずつ)利上げするとの観測も出ています。

前例のない状況にある株式市場について、今後の見通しを立てるは至難の技です(私は不可能と思います)。皆さんならどうしますか?

このような局面を背景に、私は保守的に現金比率を50%程度維持しています。結果的に、株式市場への影響が無風で機会損失になったとしても仕方ないとのスタンスです。

株式投資そのものがリスクの高い資産運用なのですから、無理をして100点を目指さなくても良いと考えているからです。欲張って赤点リスクを抱えながら100点を目指すポートフォリオより、70〜80点は高確率で残せる(合格は堅い)と枕を高くして安眠できるポートフォリオの方が好みです

前置きが長めでしたが、以上を踏まえての私の具体的な投資状況に関する月次報告が以下の通りです。

米国証券口座(Firstrade)の運用状況

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S&P500の割高感について前半部分で触れましたが、米国高配当ETFも例外ではありません。グロース株が売られてバリュー株に資金が流入する展開が続いており、SPYD・VYM・HDV・SCHDはS&P500をアウトパフォームしています。このため、私の保有銘柄も割高感が否めません(あまり積極的に買いたい銘柄はない)。こんな時は消去法的に、中長期的に株価が右肩上がりで高値掴みを起こしにくいVYMまたはSCHDを買い増し対象にしています

ということで、3月はSCHDを35万円ほど追加購入しました。足元では20年ぶりの円安水準(128-129円)が騒がれていますが、気にせずドルコスト平均法で追加投資していきます。今が高いか安いかは過去の水準ではなく、未来が決めることだからです。為替で得も損もしたくなければドルコスト平均法で買い付ければ良いという発想です(長期間継続していれば米ドルの取得単価は平均値に落ち着きます)。

割高感があると申し上げましたが、裏を返せば私のポートフォリオが好調であるともいえます。含み益は最高を更新し、先月比で+17.5%となりました

運用総額は$141,090(先月比+6.0%)です。

楽天証券の運用状況

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eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)とほぼ同じ値動きをするVTは年初来10%を超えるマイナスとなっていますが、私のポートフォリオ上では含み益になっています先月までは2万円程度の含み損だったのでプラスに転じたことになります。

なぜこのような事が起きるのかというと、私がドルコスト平均で購入しているからです。年初来下げている間も淡々と買い付けているため高値で買っていた分が相殺され、取得平均単価が下がりました。このため、株価が少し前の水準に回復しただけでもポートフォリオ全体としては含み益になるという事が起きました。含み損を長期間眺めていると心が折れます。投資経験が短い人ほどドルコスト平均を上手く使って定期的に含み益が見れるような運用を心がけましょう。(きちんとした投資対象を選ぶことを前提に)これが長く市場で生き残る秘訣です。

モチベーションという意味では、右肩上がりの配当金も投資を楽しく長く継続できている理由の一つかもしれません。右肩上がりの資産を持つと幸福度が高まるのは一つの真理です。

筆者
筆者

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