米国債ETFおすすめ(比較検討)【前編】

米国債ETFおすすめ,比較検討 海外ETF

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米国債は満期まで保有するいう条件のもとで、リターンが確定する元本保証型(米ドル建、日本円に戻すことまで考えると為替リスクはあります)の金融資産です。米国債をETFを通じてパッケージ保有する場合は、満期保有という概念がないため元本保証ではない点に注意です。また、現物保有(ゼロクーポン債)であれば複利運用も可能ですが、米国債ETFにはこの機能もないことは注意です。

一方で、ETFであれば日本人が直接保有できない米国物価連動債(TIPS)に投資できたり、現物保有にはないメリットもあります。また、米国株式との逆相関を狙って比較的容易に米国債へのエクスポージャーを持つことができるのもメリットです(伝統的には株式と国債の値動きは逆相関です)。このメリット・デメリットを踏まえて米国債ETFの形で投資する場合の有力な選択肢について解説します。

■本記事を書いている人
✅Twitter(@gonfox21)でも情報発信
✅20代で金融資産4,300万円達成
✅米国ETFで資産運用(SPYDVYMSCHDHDV

バンガード社の米国債ETF

バンガード社の米国債関連ETFの品揃えについては次のようになっています。バンガード社の米国債ETFの歴史を紐解くと、2007年にEDV、リーマンショック後の2009年11月にVGSH、VGIT、VGLTが設定されたことに始まります(金融危機後に投資家需要が高まったのかな?)。その後、2012年に物価連動短期国債の市場動向に連動するVTIPをリリース。直近では2021年にVUSBを新規設定し、徐々に品揃えを拡大してきました。

  残存期間 純資産総額 経費率
VUSB 2年以下 28億米ドル 0.10%
VGSH 1年超3年以下 147億米ドル 0.04%
VGIT 3年超10年以下 96億米ドル 0.04%
VGLT 10年超30年以下 42億米ドル 0.04%
EDV 20年超30年以下 13億米ドル 0.06%
VTIP 0年超5年以下 206億米ドル 0.04%

後段のとおり、米国債ETFについてはバンガード社はブラックロック社を先駆者とすると後発組に当たります。そのため、純資産残高については後塵を拝す立場にあります。一方で、後発組ということもあってかコストは同業他社と比較しても安めに設定されています

主要証券会社からのアクセスですが、VUSBを除いて楽天証券およびSBI証券で購入可能です。

ブラックロック社の米国債ETF

ブラックロック社からは、”主要なところ(多すぎて割愛)”では次の通り米国債関連のETFが売り出されています。GOVTおよびTIPを除いて設定年はいずれも2002年と約20年の運用実績があります。GOVTは2012年設定なので約10年間の運用実績になります純資産総額はどれも2.5兆円を超える規模です

なお、TIPは物価連動国債(インフレに応じて想定元本が上下する)のベンチマークに連動するETFで少し特殊です。こちらの運用実績は2003年からとなっています。

  残存期間 純資産総額 経費率
SHV 1年未満 203億米ドル 0.15%
SHY 1年超3年以下 260億米ドル 0.15%
IEF 7年超10年以下 230億米ドル 0.15%
TLT 20年超 225億米ドル 0.15%
GOVT 1年超30年以下 212億米ドル 0.05%
TIP 1年超30年以下 310億米ドル 0.19%

主要証券会社の取り扱いについては、SBI証券または楽天証券であればGOVT以外の上記ETFは購入可能です(GOVTについては日本では取り扱いがありません)。

ステートストリート社の米国債ETF

ステートストリート社は米国債関連について短期・中期・長期をカバーする品揃えに加えて、物価連動国債についても短中期・長期と期間の異なるETFの取り揃えが特徴です。ステートストリート社はSPTI、SPTL、SPIPを2007年にリリースし、ブラックロック社に次いで米国債ETFに本格参入しました。そして、2011年にSPTSを開始し、短期・中期・長期のラインナップが整いました。2013年にはTIPXを追加しています。

  残存期間 純資産総額 経費率
SPTS 1年以上3年未満 33億米ドル 0.06%
SPTI 3年以上10年未満 57億米ドル 0.06%
SPTL 10年以上 60億米ドル 0.06%
SPIP 10年以上30年以下 29億米ドル 0.12%
TIPX 1年超10年以下 15億米ドル 0.15%

主要証券会社からのアクセスですが、物価連動国債系を除くSPTS、SPTI、SPTLの3銘柄が楽天証券およびSBI証券で購入可能です。

【米国債ETF】バンガードVSブラックロックVSステートストリート

ここまでまとめてきた通り、各社は短期・中期・長期という区切りで米国債ETFを組成しています。一方で、そのポートフォリオ(保有年限)は微妙に異なっています。後編では、短期・中期・長期でパフォーマンス、また、(金融資産のドルポーションのボラティリティコントロールを企図してポートフォリオに組み込む需要が高いと思うので)VTI等の株式ETFとの値動きの相関度を調べた結果をまとめたいと考えています乞うご期待!→後編も掲載完了しました)。

品揃えと運用実績(および伴う純資産残高規模)は先駆者のブラックロック社に優位性が見られます。そして、コスト面ではさすが低コストのバンガード社というところでしょうか。また、ステートストリート社は中間的なポジションに見えますが、物価連動国債(TIPS債)ETFで上記2社とは異なる年限構成を取っており独自性を感じます。

米国債ETFについては各社で強みが分かれそう(それゆえに、投資家のニーズによって好みも分かれそうです)。後編では、この観点で本記事内で紹介したETFをもう少し詳細に見ていこうと思います。

総括的には、やはりブラックロック社が品揃えや資産規模を踏まえるとリードしている分野という印象を受けた米国債ETF市場でした。

後編はこちらから読めます。

筆者
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