
学生時代は旅行に趣味にお金を使って、社会人になってからお給料で始めても遅くないんじゃないかな。

そもそも、お金が少ない大学生が投資なんて本当に出来るのかしら
大学生のうちに『投資』というキーワードが頭に浮かんでいる時点で、あなたは周りよりもかなり優秀です。
私は、社会人1年目の後半になって投資を開始しました。
これでも周りに比べれば早い方だと思います。
おかげで同年代ではかなり早く、27歳で資産1,000万円以上を達成しました。
しかし、タラレバですが『大学在学中に投資を始めていればな』と残念に思う瞬間があります。
残念ながら人が『あの時、こうしていたら』と後悔する時は、既にチャンスが過ぎ去った後なのです。
私の時間は取り戻せませんが、本記事読者の大学生の目の前には、私が掴み損なったチャンスが未だ転がっているのです。
本記事では、私の経験と反省を基に『投資は大学生こそが始めるべき理由』を解説したいと思います。
インデックス投資は大学生こそ始めるべき絶対的理由
大学生こそがインデックス投資を始めるべき理由は、何事にも実戦経験が必要で慣れて成果が出るまでには時間がかかるからです。
例えば、プールサイドで教科書を片手に型を毎日練習しても、泳げるようにはなりません。
何故なら、実際に泳いでみないと本番で役に立つ経験値は得られないのです。
投資の世界も同じで、実際に投資運用することでしか学べないことがあるのです。
そして、泳げるようになって期待するタイムが出るまでには更に時間がかかります。
水泳と同様に、投資も社会人になってから『今日から本格的に始めるぞ!』と意気込んでも経験値不足ではすぐに成果は上がりません。
どんなスポーツでも最終的に成果を残す人は、早くから行動して経験値を積んでいます。
例えば、サッカーの久保建英選手は18歳から既に世界最高峰のリーガエスパニョーラで修行を積んでいます。
もちろん、『自分の実力を試したい』という思いもあるでしょうが、久保選手は『経験値』という将来的な視点から同世代の中ではダントツに早いリーガエスパニョーラ移籍を選んだのではないでしょうか。
投資の世界でも早くから経験を積んだ人間が遥かに有利です。
学生時代の投資経験が人生を有利にする

実際に口座を開設して、自分に合った投資商品を見つけるプロセスというのはその響きほど単調ではありません。
プロセスの中で、『ああでもない。こうでもない』と悩み試行錯誤しながら自分の形を見つけていくのです。
筆者も王道であるインデックス投資からスタートして試行錯誤を重ねることで、現在の米国株ETF投資というスタイルにたどり着きました。
大学生のうちに投資を始めるのは決してお金を儲けるためではなく、この試行錯誤(頭の体操)を就職までに済ませるためです。

投資を実際に始めることで、『自分の投資目的』や『今の投資方法で実現できる未来』を深く考えるようになるんですよ。
この段階になると、投資知識の飲み込みも格段に早くなります。
就職して大きな投資資金(給料)を得た時に、自分が取るべき行動を把握している理想の状態を目指しましょう。
そして、大学生は社会人よりも試行錯誤をする時間がたっぷりとあります。
これは学生だけが持っている強みであり、特権なのです。
『挑戦→経験値獲得→(不備があれば)軌道修正→再挑戦』このサイクルを大学生の間に済ませておくことで社会人になった時に周囲に大きな差をつけることが出来ます。
投資はお金だけあっても出来ないのです。お金が準備出来た時に正しく行動出来るように1日も早く投資の世界に触れましょう。
インデックス投資は少額で『王道』の投資体験を積める
投資にはハードルが異なる様々な投資商品があります。
例えば、筆者が投資する米国高配当株ETFは最低でも10万円/回を投資出来る資金力がなければ難しいです。
しかし、インデックス型の投資信託なら毎月100円から始められます。
経験値が目的の投資なら毎月100円でも十分に多くのことが学べます。
証券口座を開設して実際に注文する作業を学生時代に経験しておくことは馬鹿にできません。
インデックス投資はハードルも低く簡単ではありますが、世界で最も成功している米国人投資家のウォーレン・バフェットも自分の奧さんに勧めるぐらい完成度の高い投資なんですよ。
それが缶ジュース1本を我慢するだけで大学生でも経験を積めるのだからハードルに対する対費用効果がとても高いお金の使い方だと思います。
毎月100円から生まれる収益に貴方の人生を変える力は無いと思います。しかし、この100円の使い方から得られる経験値は確実に貴方の人生を変えます。
99%の大学生がインデックス投資を始めないのは、これらの事実に気付ける環境にいないからです。
インデックス投資のための事前知識
インデックス投資を始めるにあたっては、投資前に全てを完璧に理解する必要はありません。
まず、そんな完璧な人は社会人でも稀です。
加えて、大学生がインデックス投資を始めるべき理由が、そもそも試行錯誤の中で投資に関する理解を深めるためだからです。
しかし、予備知識ゼロで始めるのは極端すぎるので、関連記事を用意しました。
全3編を読んで頂ければ、本1冊分の基本的なことはご理解頂けると思います。
そして、最低限の基本知識さえ理解していれば、あとは実際の運用の中でstep by stepで学んでいけば大丈夫です。
実際に投資信託を選びましょう
こちらは下記の関連記事で詳しく解説しましたが、とにかく手数料が安い投資信託を選ぶことが基本です。
投資は手数料が高い商品の方が、より良い結果をもたらしてくれると思いがちですが、実際には本当に勝率が高い投資信託はコストが低いです。
(筆者の実例)初めてのインデックス投資先
人によって最適な投資商品は異なるので、一概にこれが正解というものはないですが、筆者が過去に300万円程度を運用していた投資信託を紹介します。
eMAXIS Slim先進国株式です。
自分のリスク許容度・心地良い分散性と投資信託の適格性を分析した時に、当時の自分にとって最良と思えたのが、これらの投資信託でした。
大切なことは『何を買ったか』ではなく『なぜ選んだか』です。
個人の状況や時代により最適な選択肢は常に変化します。従い、本質をもとに自分で考えることが必要なのです。
考え方の参考になると思うので、ぜひ下記の関連記事も読んでみてください。
まとめ
大学生がインデックス投資を始めるべき理由は、投資体験から得られる経験値です。
大学時代に経験値を蓄積しておくことで、就職して投資資金を確保できるようになった時に大きな差を周りにつけることが出来るのです。
そして、筆者が中でもインデックス投資を勧めるのは、『毎月100円から始められる手軽さ』に加えてインデックス投資を理解することで、『投資の基礎が効率的に学べる』からです。
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