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本記事は、毎月5万円の配当金生活を20年後に送るために必要な投資元本を検証する企画です。
以前に、日本人に馴染みがあるVYMとHDVで同じ検証を優先的に行いました。
しかし、筆者が自分のポートフォリオで一番期待している銘柄が実はSCHDなのです。
SCHDは過去の記事でも紹介致しましたが、VYMの上位互換とも言える実績を残しており、米国内でVYMと並ぶ地位を確立している配当系ETFです。
✅米国株ETFと全世界株式インデックスで1,000万円以上運用中。
✅これまでに読んだ投資関連書籍は100冊を超える。
✅座右の銘『負けない投資(プラスサムゲーム)』
【SCHD配当金】前提となる平均配当利回り及び増配率
SCHDの設定以来の、平均配当利回りは3.02%、増配率は12.3%です。
SCHDの最大の魅力はこの2桁に届く高増配率。保有期間が長期になるほど、この数字が大きく良い方向に影響して来ます。

具体的な数字でいうと、20年後には当初元本に対する配当利回りは9倍以上(27.37%)になります。この特徴を上手く活用することで、配当金生活がグッと現実味のある目標になります。
経費率も0.06%と、長期保有と相性の良い低コスト水準です。
今回は、上述の配当利回り3.02%(増配率は12.3%)を前提にシミュレーションしました。
【SCHD配当金】毎月5万円到達に必要な投資元本
投資初年度から毎月5万円の配当金(年間60万円)をSCHDで確保する場合、2,000万円が必要になります。これでは、『一般人には非常に困難』との結論で終了です。
しかし、SCHDには2桁の増配率という武器があります。『時間(今回は20年)』を味方につけることで投資元本は、どのくらい減らせるか?
また、配当再投資による『複利』をさらに味方にすると、2,000万円から一体いくら減らせるのか?
これらを見ていきましょう。
配当再投資をしない場合
SCHDからの配当金は全額、好きに使う場合です。配当金の成長を増配のみに頼る場合とも言えます。
配当を再投資せず、自分の好きに使う最大のメリットは、目標達成までの20年間の間にも経済的に豊かになっている実感を得られる点です。
デメリットは、複利を武器にしない分だけ、投資元本が多めに必要になることです。
具体的には、219万円✖️27.37%=60万円(年間)の計算から分かる通り、219万円の投資元本の用意が必要になります。
2,000万円必要だったはずの投資元本を、時間(増配)を味方にしただけで、219万円まで下げられました。
そして、この20年間に受け取る配当金総額は約457万円という試算になります。
配当再投資をする場合
結論から言えば、203万円を1年目に投じると、20年後の毎月5万円配当金生活を実現できます。
詳細を言うと、20年後には運用資産が約630万円(株価成長は含めずにです!)まで膨らみ、年間配当金は約60万円に到達します。
単年で同額の年間配当金を目指す場合に、必要な投資元本は2,000万円でした。
なんと、20年間の時間を味方につけて、配当再投資も行えば、必要な投資元本は約10分の1程度まで下げられると言うシミュレーション結果になりました。
【SCHD】配当金シミュレーションまとめ
SCHDは増配率が極めて高いので、時間(増配)を味方につけると配当収入が大きく成長することがシミュレーション分析で良く分かります。
配当再投資をしない場合でも、20年後の配当金生活(毎月5万円)に必要な当初元本は219万円程度という強力さです。
2,000万円という大金を用意できる人は一握りかもしれませんが、219万円であれば普通のサラリーマンでも倹約に努めれば十分に手が届く範囲ではないでしょうか。
そして、配当収入の457万円は再投資をせず、未来ではなく現在を豊かにする資金として使う方が個人的にも好みです。
喩えるなら、SCHDは、『457万円のボーナスを契約期間中与えながら、20年後には毎月5万円の配当金生活という福利厚生』を投資家にプレゼントしてくれる超ホワイト企業的なETFです。
VYMやHDVと比較しても、夢のある試算結果となりました。本記事の評判が良ければ、私が、どのようにSCHDを買い付けているかも記事にしてみようと思います。
最後に(最後まで読んでくださり、ありがとうございます!)
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ここまで本記事を読んで頂き本当にありがとうございます!皆様に読んで頂けることが、私の執筆の活力になっています😂
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