【2022年1月末】投資ブロガーの資産運用報告(米国株ETF)

2022年1月資産運用報告ブログ 資産運用実績

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運用総額:$131,154(先月比3.3%)
累計配当金:約52万円
含み益:約250万円(先月比+10万円
SCHD、HDVを約17.5万円ずつ買い増し
定期積立枠でオルカンを5万円分追加購入
*1ドル=110円で計算

さて、2022年一発目の運用状況報告です。私のポートフォリオは米国高配当株ETFを中心インデックス投信(全世界株式)をトッピングした風変わりなタイプです。

<筆者の保有銘柄>
米国高配当株ETF:SCHD,VYM,HDV,SPYD
インデックス投信:eMAXIS Slim全世界株式(オルカン)、楽天VTI

高配当株投資に振り切っている人は個別株派が多い印象ですし、ETFや投信を中心に組み立てる人はインデックスファンドがコアの方がやはり多いと思います。そういう意味でも、なかなかレアな運用報告内容になっていると思うので、一つのサンプルとして色々な方の参考になれば幸いです。

本題ですが、2022年1月の株式市場がどのような状況だったかを振り返り、私のポートフォリオが実際にどのように増減したのかを分析していきます

2022年1月の株式市場の振り返り

【欧米各国のインフレ状況】
米国は39年ぶりの高水準(+7.0%)
英国は10年ぶりの高水準(+5.1%)
ドイツは30年ぶりの高水準(+5.3%)

2022年1月は、なんと言っても欧米各国におけるインフレ高止まりの長期化懸念が急に広がりを見せたことだと思います。

インフレを冷やすためには利上げをして、市場のお金の流通量を減らしていくように働きかけるのが中央銀行として取るべきアクションの定跡です。しかし、これまで低金利の環境で借金をして経済を回していた人達が活躍できなくなるので、景気も冷えてしまう方向に作用します。当然、株式市場に流れこむお金も減少するので、株価にはマイナスです。

なので、欧米各国の中央銀行は『インフレは一時的なもの。放っておいても、普段の水準に戻るので利上げを急ぐ必要はない』と金融市場に寄り添う姿勢を見せていたのが昨年の状況でした。

しかし、中央銀行の本来の役割は物価の安定です(金融市場の仲間でも友達でもない)。そして、以下の通り、通常は2%程度が適温と考えられている米国のCPI(消費者物価指数)が、高止まりどころか上昇傾向に歯止めがきかない様子が誰から見ても明らかになってきました。

米国CPI
出典:米国消費者物価指数Yahoo Finance

インフレ指標であるCPIが上昇を始めて、そろそろ1年近くなのに天井が見えてない状況。さすがに中央銀行も『インフレは一時的』と説明するのが苦しくなってきました。

それどころか、世間が物価高に苦しむ中で、株式市場優遇とも取れるテーパリングとか悠長な構えを見せていたので、これでインフレ沈静化に失敗したら世間から猛批判を浴びるのは必至です。

結局は、中央銀行のお偉いさん達も自分が一番可愛いので、『当初のテーパリング計画はやっぱ止めます。利上げもするし、市場にばら撒いたお金も当初計画よりも巻きで回収(資産圧縮)するかも』と言い始めたのが2022年1月です。

パーティ会場でどんちゃん騒ぎを継続していた投資家たちは『えっ、パウエル(FRB理事会議長)さん話が違うじゃん!』と慌てふためき出したので、株式市場が乱高下しました。

高インフレの常態化懸念は欧州にも広がっており、利上げ議論が加速しています。

英国CPI(2021年12月)
出典:英国消費者物価指数Yahoo Finance

米国証券口座(Firstrade)の運用状況

2022年1月運用資産額推移

米国証券口座では、米国高配当ETF(SPYD・HDV・VYM・SCHD)を買い付ける口座として利用しています。

そして、世間や金融市場が乱高下に一喜一憂している中でも、昨年12月末時点よりもしっかりとポートフォリオは成長していました運用資産額は足元の為替で約1,500万円程度で含み益も先月より10万円程度増えました

米国高配当ETFは成熟企業(バリュー株)が多いので、投資家の期待値が元々高くありません。期待が高い人ほど、少し想定と違うと売りに走ります(こちらの記事で触れてます)。バリュー株は期待が低いので高騰もしづらいですが、下げも限定的になる傾向があります。

この特徴が2022年1月は分かりやすく出ており、ポートフォリオへの影響は結局軽微でした。

そして、今月はSCHDHDVを17.5万円(合計35万円)を買い付けました。米国高配当ETFは配当利回りをベンチマークにして、タイミングを選んでいるのですが、正直言うと現在はあまり投資妙味を感じる水準ではないですね

一方で、(私のリスク許容度はもっと高いはずなのに)現金比率をこれ以上高めるのは資産管理のバランスにかけると考えているので、今月はSPYDやVYMに比べると相対的に割高感がましである、SCHDとHDVを購入しました。

それぞれ配当利回りは2.8%3.4%程度です。銀行預金に比べると遥かにマシです。

楽天証券口座の運用状況

楽天証券運用状況(2022年1月)

楽天証券はインデックス投信の積立用口座です。日本の非課税制度を活かして、まったり投資を継続していく計画です。

インデックス投信は米国グロース企業の影響が大きいので、やはり評価益がマイナスに転落してしまいました。ドルコスト平均で機械的に積立しているので、何も気にせずオルカンが自動的に買い付けされたのを月末に1度確認するだけです。

今月もeMAXIS Slim全世界株式(オルカン)が5万円積立されていました。さて、楽天証券の制度変更が2022年8月から予定されていますが、どうしますかね。

投資スタイルや積立金額がポイントを動機に影響されるのは、ナンセンスなので、何も変えないというのが現在の考え方です。まだ時間があるので、ゆっくり考えたいと思います。

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