(更新日:2021年10月22日)
【こんな方に向けて書きました】
・経済的になぜか苦しい
・金融リテラシーを高めたい方
・豊かになる方法を知りたいサラリーマン
【実践結果】
・20代で資産1,000万円実現

私が『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』からが何を学び、どんな行動を起こして、どんな結果を生んだかを紹介します。
本書から学んだこと
私たちは皆、自分の価値観や常識に基づいて行動しています。
そして、莫大な財産を相続するなどしない限りにおいては、自分の置かれた経済状況というのは全て自分自身の行動の結果です。
もし、あなたが『働けども生活が一向に良くならない』と感じるのであれば、あなたの価値観や常識が豊かになるための経済的道理を欠いている可能性があります。
そして、お金持ちの価値観や常識をインストールして、お金持ちの行動をしない限り、お金持ちになることは出来ません。
筆者が『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』をオススメする理由はここにあります。この一冊にはお金持ちの価値観や常識が詰まっています。
本書に出会えて良かったこと
筆者は自分の常識通りに行動をしていた結果、学生時代はおろか社会人になってからも貯金は全くありませんでした。
当時は別に気にとめることもなかったのです。それが普通でしたから。
そんな折に出会ったのが『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』です。
読み進める毎に、全身に衝撃が走ったのを今でも良く覚えてます。何故なら、本書が経済合理的とするお金持ちの常識が、私の価値観や常識とかけ離れていたからです。
本書と出会えて良かったのは、私の価値観や常識は普遍的なものではなく、あくまで私の周囲の普通に過ぎない、と気づきを与えてくれたことです。
同時に、自分の周囲にお金持ちはいないという事実にも気づきました。
当然周囲に経済的道理を教えてくれる(気づいている)人はいないので、お金持ちの価値観や常識はこの1冊から学びました。
この本は次の2点から行動を劇的に変えるのにとても有用でした。
経済格差に直結する真実を学べる
物事には抑えておくべきポイント(仕組みやルール)というものがあります。これらのポイントは隠されておらず、誰もが認知出来る場所に散らばっています。
しかし、そのポイントを活用出来る(お金持ちに近づける)人とそうでない人が必ず出てきます。
私は野球が好きなので、試合中のプレーの一つ一つに意味があることに気づきます。
一方で、ラグビーには関心がないので、大事な場面でキックではなくスクラムを選択することの意味を友人からいくら説明されても全くピンとこないことがありました。
お金の世界にも似たような話があるのです。
私達にはピンとこないものが、お金持ちにはどのように見えているのかをこの本書は分かりやすく解説してくれています。
スポーツであれば、ラグビーのルールは興味ないで済むかもしれません。何故なら、私達はラグビーをプレーしないからです。
しかし、お金に関しては、私たちは日常的に皆プレーヤーなのです。ルールを学んで初めて、有効な戦略や意味のあるプレーを行うことが出来ます。
この知るべきルールや戦略(お金持ちにとっては常識)を本書は噛み砕いて教えてくれます。
非合理的な常識を正してくれる
日本人はお金や資産に関する話題を何かとタブーにしているのに、資産形成に大きな影響を与える事柄(マイホーム・保険)には何故か世間の感覚・常識が存在します。
これらの世間の常識が経済道理に則ったものであるならば、多くの日本人が今頃お金持ちになっています。
これらの誤った常識が日本人をお金持ちの道から遠ざけている現実を、本書は精緻に分析しています。
その上で、アップデートすべきお金持ちの常識を分かりやすく教えてくれます。
読書後の生活の変化
IT事業で財を築く人。不動産投資で巨万の富を得る人。
お金持ちには様々なタイプがいますが、『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』によれば資産形成の本質は常に一緒です。
彼らは皆等しく金融リテラシーに精通しており、収入と支出をコントロールして投資による複利の力で資産効率を高めています。
この資産形成の真理に沿った行動を意識して、私が実践した内容を紹介します。
支出を最適化した
次が主な支出の最適化内容です。
振り返って思うのは、一回の金額は小さくても習慣的な支出は年間ではかなり大きな金額になるということです。
格安SIMへの移行
それまでの大手キャリア(Softbank)を解約して、Lineモバイルに変更しました。
通信費を年間8万円削減することが出来ました。
三食自炊の実践
週末に作り置きできる料理を勉強して、極力三食自炊(昼はお弁当)を徹底しました。
それまでは、朝はコンビニ、昼は職場付近でランチ、夜は残業飯という生活をしていました。一日2,500円くらい使っていたと思います。
それが1日あたり300円程度に収まるようになりました。年間では60万円程度の節約になりました。
飲料水を外で買わない
150円ぐらいの買い物は意識しない支出だったので、毎日2本ぐらいペットボトルのお茶や水を購入していました。
これらの支出も意識して絞ることで年間8〜9万円程度の節約になりました。
移動は定期圏+徒歩
意外と穴になるのは、交通費です。
電車やバスを組み合わせると平気で500円/回(往復1,000円)かかります。仕事は交通費が支給されますが、プライベートはそうはいかないので極力生活圏内で楽しみを見つける努力をしました。
正確な数字を見積もるのは難しいですが、これも年間8〜9万円の節約になっていたのではと肌感覚で思います。
米国高配当株ETFへの投資を始めた
支出の最適化で満足していては、お金持ちへの道には近づけません。
例えば、メガバンクの定期預金(金利0.002%)に100万円を放置するのと、投資で年平均3%で運用するのでは30年後に約1,430万円の差が生まれます。
50年後には約3,400万円の差になります。これは僅かな利回りの差でも長期間では複利の力が働き、雪だるま式にリターンの差が拡大するためです。
このため若年期にどれだけ投資資金を増やせるかで、資産形成に天と地の違いを生みます。
なので、私は資金を銀行口座に眠らせるのではなく、投資することを決めました。
紆余曲折を経て、現在は米国高配当株ETFのSPYD、VYM、HDV、SCHDに投資しています。
2年間実践した結果
家計の収支構造が大幅に改善して、年間400万円以上の貯蓄を実現。そして、資産効率の最適化も怠らずに実践した結果、20代で資産1,000万円をゼロ円から達成しました。
これらの行動の変化は全て、『お金持ちになるための黄金の羽根の拾い方』に影響を受けたものです。
自身の体験から刊行当初(1995年)からベストセラーであるのも納得です。
本書の内容が金融リテラシーの本質を捉えたものであるからこそ、25年の月日が流れた今も投資家の間で読み継がれているのだと思います。
時代が変化しても、金融リテラシーの本質は変わりませんから。
本質の一つは、『如何に早く学び・行動に移すか』にあります。
20代で本書に出会えた自分は幸運でした。
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